手洗い表示のある衣類って普通に洗濯できるの?正しい洗い方とは

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洗濯をするときにいつも、洗うものの洗濯表示を細かく確認してから表示に従って洗濯をしていらっしゃいますか?

いちいち確認せずに、見た目や着心地なんかで何となく仕分けをして洗ってしまうと、もしかしたら普通に洗濯している中にも、手洗い表示がされているものが含まれているかもしれませんよね。

手洗い表示のある衣類は、洗濯機で普通に洗濯してしまっても大丈夫なのでしょうか?

今回は、洗濯表示が手洗いになっている衣類の洗い方について調べてみましたので、気になる方は参考にしてみてください。

手洗い表示の衣類にはどんなものがある?どう洗えばいい?

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手洗い表示のされている衣類には、どんなものがあるでしょうか?

シルクやウールなどの天然素材が使われているデリケートな服や、セーター、レースやビーズ等がついている繊細なつくりのおしゃれ着などには、手洗い表示がされています。

これらの衣類は、洗濯によるしわや伸び縮み、表面の毛羽立ちなどが起こりやすいので、洗う時には注意が必要です。

しわになりやすいシルクのブラウスやシャツなどは、振り洗いするとしわを作らず洗い上げることができます。

手洗い表示のされている衣類の洗い方

おしゃれ着洗い用の洗剤を20~30℃のぬるま湯に溶かした液体の中につけ、その中で衣類を軽く振るようにして洗います。

シルクは摩擦で毛羽立つと光沢が落ちてしまうので、なるべく表面に負担をかけないように洗うのがコツです。

ウールのセーターなどは押し洗いで洗います。

押し洗いは、伸びたり縮んだり型くずれがしやすい衣類を洗うのに適しています。

ウールのセーターは、表面に摩擦が起こることによって、繊維同士が絡んで見た目も悪くなり縮みも起きますので、洗濯ネットに入れて洗うと良いでしょう。

おしゃれ着洗い用の洗剤を水に溶かした液体にネットに入れたセーターをつけ、上からまんべんなく全体を押さえるようにして洗います。

また、レースやビーズなどの装飾品がついた繊細でデリケートなつくりのものは、手を加えないつけ置き洗いが適しています。

おしゃれ着洗い用の洗剤を水に溶かした液体につけて置き、汚れを浮かせて落とします。

この洗い方は、押し洗いができないようなデリケートなセーターにも向いています。

以上のように手洗いをした後は、洗濯ネットに入れて軽く洗濯機で脱水し、洗ったときと同じ要領で二回水ですすいで脱水するのを繰り返した後、洗濯表示に従って干します。

この時、最後のすすぎに柔軟剤を使うと仕上がりが良くなります。(シルクには使用をひかえた方がいいでしょう。)

汚れのひどい場合や、失敗したくない高価なものの洗濯の場合は、クリーニングに出してプロに洗ってもらうのも良いと思います。

手洗いの表示の洗濯物は丁寧に仕上げましょう

手洗いの表示のあるものは、手をかけて丁寧に扱わなければなりません。

自宅で手洗いする場合は表示をよく確認し、洗濯時の水温や使用する洗剤、洗いあがりの絞り方の加減、つるし干し、平干し、日陰干しなどの干し方など、ひとつひとつ表示の指示に従いながら丁寧に仕上げましょう。

以上のように、衣類の種類別に手洗いの方法をご紹介させていただきましたが、洗濯機に手洗いコースの機能がついている場合は、洗濯機でも手間をかけずに手洗い表示のものを洗うことができますので、以下にご紹介していきます。

洗濯機の手洗いコースどんな風に洗われる?洗う時の注意点は?

ご自宅の洗濯機の洗い方の選択の中に、手洗いコースという機能はついていらっしゃいますか?

洗濯機によっては、ドライコース、おしゃれ着洗いコース、おうちクリーニングなどという名称になっているようですが、これらのコースを選択すれば、手洗い表示のものでも洗濯機で洗うことが可能です。

では、洗濯機の手洗いコースは、普通に洗濯するのとどのような違いがあるのでしょうか?

普通に洗濯する通常のコースを選択した場合は、汚れを落とすためにしっかりと洗い、水をたっぷりと使ってすすいで、しっかりと脱水するようになっています。

一方手洗いコースでは、洗濯物が傷んだり縮んだりする原因となる洗う時の力や、脱水の時にかかる力などを加減するように、洗濯槽の回転が弱く設定されています。

水流や回転の力でパワフルに汚れを落とす通常コースと比べ、手洗いコースは洗剤の泡で優しくソフトに洗って汚れを落とします。

また、脱水も、洗濯槽を強力に回転させ極力水分を飛ばす通常コースに比べ、手洗いコースでは弱い回転で洗濯物同士が絡まないようにすることで、衣類を痛めないように配慮されています。

おしゃれ着洗い用の洗剤が洗濯表示で推奨されている場合は、ご自宅の洗濯機の手洗いコースでの洗濯が可能と考えていいでしょう。

手洗いコースで洗濯をするときの注意点

手洗いコースで洗濯をするときの注意点を以下に挙げていきます。

まず、目立つ汚れがある時は、あらかじめ部分洗いをして落としておくことをお勧めします。

型崩れを防ぐために、洗うものをネットに入れることも必要です。

この時、肌に触れて汚れている部分が外側になるようにたたんで入れると、より汚れが落ちやすくなります。

また、ボタンやファスナーがある場合は、閉めておいた方が良いでしょう。

しわを防ぐために、洗い終わった後はなるべく速く干すことも大切です。

少々手間はかかりますが、丁寧に扱うことによって大切な衣類を傷めずより長く着ることができます。

手洗い表示の洗濯物を普通に洗濯するのはNG?

では、洗濯表示に手洗いとある洗濯物を普通に洗濯したら、どうなるのでしょうか?

洗濯表示に支持されている洗剤を使用せず、普通に洗濯するときのものを使用した場合、縮んだり素材を痛めたりする原因になる可能性があります。

また、洗濯やすすぎ、脱水の時も、通常コースですと手洗い表示のあるものに対して水流や洗濯槽の回転が強すぎますので、素材が傷んだり型くずれが起こったり、襟、すそ、袖口などがのびてしまったりする原因にもなります。

以上のことから、繊細な扱いの必要な手洗い表示のあるものに対しては、普通に洗濯はせず表示通り手洗いをするか、洗濯機の手洗いに対応したコースで洗う必要があります。

物によっては、普通に洗濯しても一見問題なく洗えているように見えるものもあるかもしれませんが、表示通りに手洗いで洗ったときに比べ、普通に洗濯した場合は長持ちせずに寿命が来てしまう可能性が高いと言えるでしょう。

愛着のある手洗い表示の洗濯物については、ぜひ手間を惜しまず表示通りに洗濯をし、長く大切に使ってくださいね。

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