お米に何かの匂いがついて困ってしまった経験ってありますか?
特に芳香剤のような強い匂いがついてしまった場合、食べるのも捨てるのもためらわれてしまいますよね。
まだ買ったばかりの封も切っていないお米がそんなことになってしまったら、本当にがっかりしてしまいます。
何か匂いを取るいい方法はないものでしょうか?
今回は、お米に芳香剤の匂いがついてしまったときの対処法を調べてみましたので、もしもの時は参考にしてみて下さい。
お米に匂いがつきやすいのはなぜ?
わたしたちの食卓に日常的に登場するお米ですが、実は匂いを吸収しやすい食材なんです。
お米を炊くときに手際よく洗ってしまわないと、お米自体についていたヌカの匂いを吸収して、焚きあがったお米がヌカ臭くなってしまうこともあります。
袋入りのお米についても油断は禁物です。
お米の袋は、輸送の際に圧力などによって袋が膨らみ破裂することを防ぐために、袋に小さな穴が開いていて通気性も良くなっています。
そのため、袋入りであっても臭いの強いものに触れると、中のお米に臭いが移ってしまうのです。
特に無洗米のお米はあらかじめ洗浄されており、表面のヌカがはがされてコーティングされていない状態ですので、普通のお米より更に匂いが移りやすいので注意が必要です。
お米に匂いがつく時ってどんなケースが考えられる?注意点は?
では、お米に匂いがつくにはどんなケースが考えられるでしょうか?
お米を買いだめしてシンク下や収納棚などに袋ごと保管する場合、シンク下を脱臭するための芳香剤が置いてあったり、一緒に置いてある洗剤などの密封容器のフタがしっかり閉まっていなくて、匂いが漏れたりしていたら…
袋に入っているから大丈夫などと安心していると、大変な目に合います。
お米を食べようと袋を開けた時には、すっかり匂いを吸収してしまっているでしょう。
また、通販でお米と一緒に芳香剤や洗剤、柔軟剤など、容器の外からでも何となく香りが匂っているような商品を一緒に購入したような時も、一緒の箱で配送された場合ご自宅に届くまでの間に匂いが移ってしまう可能性があります。
スーパーで買い物した時なども、お米を匂いの強いものと一緒の袋に入れてしまった場合や、例え一緒に入れなくても運ぶときに隣り合ってしまった場合は、臭いが移る可能性があります。
ですので、お米は極力匂いのあるものと一緒の空間に置くことを避けなければなりません。
もしも芳香剤の匂いがついてしまったときはどうすればいい?
上記のケースを考えると、お米に芳香剤などの匂いがうっかりついてしまうような機会って、思っていたよりも多くありそうですよね?
では、実際そうなってしまったら、どうすればいいのでしょうか?
方法としましては、まずはお米を炊く前に良くとぐことです。
お米は水が白く濁らなくなるまでしっかりと研ぐほど、ヌカ臭さや雑味が抜けておいしく炊くことができます。
お米の表面が吸収してしまった匂いの成分を、できる限りそぎ落としてみましょう。
匂いに触れていた時間が短かかったり、匂い自体がかすかだったりする場合は、念入りにとぐことで匂いが落ちる可能性があります。
また、脱臭効果のある備長炭や脱臭剤を、匂いのついたお米の容器にしばらく入れておくことも、ある程度匂いが落ちる効果があるようです。
しばらくの間これらをお米と一緒に容器に入れたままにしておいて、効果を試してみるのも良いでしょう。
炊くときには備長炭を一緒に入れて炊飯器で炊くと、さらに効果が上がりそうです。
匂いが軽いうちは、これらの方法で匂いが気にならなくできる可能性があります。
しかし、匂いに触れていた時間が長ければ長いほど、いくら研いでも備長炭や脱臭剤を使用しても、匂いが完全には消えないかもしれません。
どうしても匂いが残っているようでしたら、白米のまま食べることは考えず、なるべく味のついたメニューに使用してみてはどうでしょうか。
濃いトマト味の効いたリゾットやキムチチャーハン、パエリアなどのメニューでしたら、もしかしたら匂いが気にならなくなるかもしれません。
しかし、どうしてもごまかせないほど匂いが残ってしまっている場合は、我慢して無理に食べるのはやめておきましょう。
人口的な匂いはやっぱり不自然で気になるものですし、食事はおいしく食べたいですよね。
お米に匂いがつかないようにするには?正しいお米の保管の仕方
お米に芳香剤のような強い匂いがついてしまった場合、いったんついてしまった匂いを落とすことは難しいことが分かりました。
ですので、普段からお米の保管に関しては充分に注意をしましょう。
まずは封を切ったお米の保管容器ですが、匂いを通さない密封できるものが好ましいです。
また、保管場所には一緒に芳香剤や洗剤など匂いの強いものは置かないようにしましょう。
お米は長期間保存をすると、湿気を吸って劣化したりカビが発生したりする恐れもありますので、なるべく買いだめは避け、新しくおいしいうちに食べきりましょう。
買いだめをした雑多なものが保管してある倉庫などに一緒に保管してしまったり、洗剤などが入っていた大きな段ボールの空き箱に、サイズがちょうどいいからと袋のままいれてしまったりなども、ありがちですよね。
袋に入っているからと油断せず、お米は匂いのあるものの近くには保管しないように充分注意をしましょう。
まとめ
お米の保管については、普段あまり気にすることはないかもしれませんが、保管方法によっては大量のお米を一気にダメにしてしまう恐れがありますので、匂いの強いもののそばに置くのは避けましょう。
お部屋の芳香剤などの匂いがうっすら香るようなお部屋や、仏壇のあるお線香の香りがするような部屋にも、一時的に置いたりはしない方が無難です。
お米を保管するには、湿気や匂いのない冷暗所に置いておくのが理想ですが、そのような場所が確保できない場合は、食べ終わるまでにそれほど時間がかからない量を買い、おいしいうちに食べきりましょう。
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