部屋がなんとなくカビ臭い・・・
そう感じるときは部屋のどこかにカビが生えている可能性があります。
壁の隅や天井、窓の近くなどをチェックしてみて、カビが見つかったら要注意!
すぐに「エタノール」でカビを徹底的に除去しましょう。
でも「エタノール」って一体なに?と疑問の方もいると思います。
エタノールの使い方は?カビにも効果はある?注意点は?など、エタノールについてまとめました。
エタノールとは
エタノールは別名「エチルアルコール」と言われるアルコール類の1種です。
色々な菌やウイルスを除菌できる役割を持つため、手指の消毒ジェルなどにも含まれていて、実は私たちにも馴染みのある商品なのですよね。
「アルコール」と「エタノール」の違いは、アルコールという大分類の中にエタノールという小分類があるというイメージです。
エタノールは日本では「酒精」と呼ばれ、最初にアルコール類として決められたのがエタノールと言われています。
一般的にはアルコールというと、エタノールを指すことが多いのです。
カビの臭いはエタノールで対処できるの
カビの臭いを取りたい場合、カビの臭いの元・カビが生えてる場所を徹底的に除去することが必要ですよね。
強力なカビ取り剤を使うのも良いですが、安価で手に入りやすい「エタノール」も実はカビ取りやカビの臭いにも効果的なのです。
エタノールは私たちもよく使用している消毒液や、消臭スプレーや、化粧水など…様々な用途で使われています。
さらにカビの除去や除菌、そしてお部屋のカビ臭を除去することにも優れています。
ただ、色々とポイントがありますので、分かりやすく説明しますね。
エタノールの使い方
エタノールには種類があるのはご存知ですか?
そのまま使える「消毒用エタノール」と、原液でも薄めても使える「無水エタノール」。
この二種類はどう違うの?どっちを買えばいいの?と迷ってしまう方もいるでしょう。
「消毒用エタノール」は購入してそのままカビのお掃除に使えるのでご家庭でも使いやすいです。
計ったり薄めたりしたくない人や、すぐに消毒やカビ掃除に使いたい方は「消毒用エタノール」の購入をオススメします。
「無水エタノール」は、ほぼ水が混ざっていない純粋なエタノールのことを言います。
無水エタノールの原液は、水拭きができない電化製品を拭き掃除したり、虫除けスプレーやアロマオイルを使ったアロマスプレーを手作りするときに使用します。
カビの除去で使用したい場合は、エタノールを水で薄めて濃度を70%~80%にし、殺菌作用を高める必要があるのです。
少し手間がかかりますが、カビ掃除の他にも色々な使い方をしたいという方は「無水エタノール」を選ぶと良いでしょう。
「無水エタノールは水で薄めて濃度を70%~80%にする必要がある」とは少し難しく感じてしまいますが、実はとても簡単なのです。
無水エタノールと水を8:2の割合で薄めてスプレーボトルに入れれば、カビも消毒できるエタノールスプレーの完成です。
スプレーボトルはプラスチックのものではアルコールによって溶けてしまうことがあるため、陶器やガラスなど溶けない素材のボトルに入れると安心です。
それでは水で薄めて作ったエタノールスプレーの掃除の仕方について説明します。
乾いた布、雑巾などにエタノールスプレーをかけて湿らせてから、カビで汚れた箇所をそっとふき取ります。
エタノールはすぐに蒸発して乾いてしまうのが特徴で、水拭きや仕上げ拭きの必要がないのが嬉しいですね。
ただしエタノールには漂白作用がないので、黒カビや赤カビの色の汚れを取ることはできません。
汚れがつく前、カビの生え始めてすぐにエタノールを使ってお掃除することがもっとも効果的といえます。
エタノールを使える場所は
エタノールは家の中のどこでも使える便利な消毒液です。
お部屋のクローゼットの中がカビ臭い場合は、中に入っているものを全部出して、エタノールスプレーでカビ掃除するとスッキリします。
特に窓のゴムパッキンはカビが生えやすいのでよくチェックしましょう。
定期的にエタノールスプレーで拭き掃除すると良いですね。
臭いがこもりやすい下駄箱にもオススメで、カビ臭の元を除去してカビの臭いとサヨナラしましょう。
塩素系漂白剤などの強い洗剤では使いにくい場所にもエタノールは使えるので、漂白剤で傷む心配がある壁紙や、畳、カーテンなどにも使えます。
他にもお風呂や洗面所、冷蔵庫の中などのカビの生えやすいところにも使えてとても便利です。
お部屋の中の気になるところにどんどんエタノールスプレーをして、カビを徹底的に除去していきましょう。
エタノールを使用する際の注意点は
エタノールを使ってカビのお掃除する際は、注意点がいくつかありますので必ずご確認ください。
ニス塗装がされた家具やフローリング、革製品、スチロール製品には使えませんので注意です。
空気中を揮発したエタノールを吸い込まないように、エタノールスプレーを使用する際は換気をしっかりしてください。
長時間お掃除するときは手荒れを起こす可能性もありますので、ゴム手袋を着用しましょう。
エタノールには引火性があるので火気厳禁です。絶対に火のそばで使ってはいけません。
エタノールを保管するときは、冷暗所で火の気のないところ、子供の手の届かないところが良いでしょう。
使ってはいけない場所もしっかり確認して、エタノール本体にある記載事項をよくチェックして使用しましょうね。
エタノールはどんな商品がいいの
消毒用エタノールは「パストリーゼ77」や「消毒用エタノールIPA」など、スプレータイプのものがお掃除に使うには便利です。
カビ掃除の他にも、色々な場所のお掃除や消毒ができるので1本は持っていてもいいですね。
無水エタノールは「無水エタノール」の名称で販売されていることが多いです。
こちらはボトルタイプで売られているので、お掃除にお使いの際はスプレーボトルに入れ替えた方が使いやすいですね。
どちらもホームセンターや薬局、ドラッグストア、またインターネットでも様々なエタノールが購入できますので、使用用途に合わせて選んでみてもいいかもしれません。
まとめ
お部屋がカビ臭く感じたら、まずはすぐにエタノールで除菌することが鉄則。
予防にも使えますので、カビが生えそうなところには日々のお掃除のついでにエタノールスプレーしておくとカビ予防になりますよ。
使用するときはエタノールの性質をよく理解して、火気厳禁・換気も忘れずにカビ退治をしていきましょう。
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