ふと見ると、いつも寝ている布団に見慣れない模様が…?よく確認するとまさかのカビ!
すぐに新しいものに買い換えたいものですが、高い布団やお気に入りの布団だと処分するのももったいないですよね。
そこでこの記事では、自宅でできる布団に発生したカビのカビとり方法と、カビの発生を防ぐ対策についてご紹介します。
そもそも布団はカビが発生しやすい場所!
カビが発生するには主に
- 栄養
- 水分(湿度80%以上)
- 温度(20~30℃)
が必要です。
私たちは寝ている間に汗をかきます。
約7時間の睡眠でコップ1~2杯の汗をかくとも言われています。
また、布団にはカビにとっての栄養である髪の毛や皮脂汚れなども当然ありますよね。
したがって、布団はどうしてもカビが発生しやすい環境になってしまうのです。
カビに気付いたらすぐに対処を
布団にカビが生えているのに気付いたら、できるだけ早く対処するようにしましょう。
なぜなら、カビは繁殖する生物です。
あっという間に繁殖し、床などにもカビが広がる恐れがあります。
また、布団に発生するカビはほとんどの場合有害です。
布団にカビが生えているということは、つまり寝ている間ずっと有害なカビの胞子を吸い続けるということです。
そうなると、なんらかの健康被害が出てくる可能性もあります。
したがって、布団にカビを見つけたら一刻も早く対処することをおすすめします。
敷布団のカビ取り法
まずは敷布団のカビ取り方法からご紹介します。
【用意するもの】
- 重曹スプレー(ぬるま湯100mlに対し重曹小さじ1杯を混ぜ合わせたもの。)
- アルコール除菌スプレー(水20mlに対しエタノール80mlを混ぜ合わせて作ることも可能。)
- キッチンペーパー
- スポンジ
【掃除方法】
① カビを拭き取る。
水で湿らせたキッチンペーパーで、布団についている表面のカビを拭き取ります。
拭き取ったキッチンペーパーはカビの胞子が付着しているため、すぐに処分しましょう。
② 重曹スプレーをかける。
カビが発生した場所に重曹スプレーをかけて約5分放置します。
③ スポンジで洗う。
スポンジに重曹スプレーをかけて軽く水分を絞った後、②で浮かせたカビをスポンジで撫でるようにして洗います。
④ アルコール除菌スプレーをかける。
アルコール除菌スプレーを敷布団全体によくふきかけ、残っているカビ菌を除菌します。
⑤ 天日干しする。
風通しの良い場所で天日干しします。
この際重要なのが、完全に乾くまでしっかり干すことです。
なぜなら水分が残ったままだと、また湿気でカビが繁殖してしまう可能性があるからです。
布団カバー・シーツのカビ取り法
次に、布団カバー・シーツのカビ取り法をご紹介します。
【用意するもの】
- 酸素系漂白剤
- 歯ブラシ
- ゴム手袋
- お湯(40~60℃)
【掃除方法】
① 部屋を換気する。
酸素系漂白剤を使用するため、部屋が密室になっていないか確認しましょう。
また、手が荒れてしまう可能性があるのでゴム手袋を着用してくださいね。
② 布団カバー・シーツを漬け置きする。
パッケージに記載されている規定量をもとに、酸素系漂白剤をお湯と混ぜます。
そして、その中にカビの発生した布団カバーやシーツを約1時間漬け置きましょう。
③ 歯ブラシで擦る。
カビが残っている場合は歯ブラシでカビを擦ります。
④ 洗濯する。
カビと酸素系漂白剤をしっかり落とすために洗濯機ですすぎと脱水をします。
脱水後は風通しの良い場所で天日干しをしましょう。
もちろん上記でも説明した通り、完全に乾くまで干すようにしてくださいね。
カビの発生を防ぐには
せっかくカビを除去したのだから、もう2度とカビを発生させたくないですよね。
カビの発生を防ぐ方法は主に3つです。ぜひ明日から実践してみてください!
① 布団を干す。
当然ですが、布団を干すことはカビ予防に効果があります。
カビは熱や紫外線に弱いので、天日干しすることでカビの繁殖を抑えることができます。
できれば1週間に1度の頻度で天日干しすることをおすすめします。
また、天日干しする際は片面だけでなく両面を太陽に当てるようにするとなお良いです。
その際注意したい点は、布団が傷むため長く干さないことです。
夏は片面1時間ずつ、冬は片面2時間ずつを目安にしてください。
② 布団カバーやシーツを洗う。
カビの栄養源である汗や皮脂などを除去するためにも、できれば週に1度は洗うようにしましょう。
③ 万年床をやめる。
起床後1時間くらいは布団をめくった状態で放置し、湿気を逃してから畳むようにしましょう。
「どうせ毎日寝るのに畳むなんて面倒くさい」という場合は、布団の下にすのこを敷くことで湿気がこもりにくくなり、カビが発生しづらくなるのでおすすめです。
ただし、時間があるときは布団を上げるようにしてくださいね。
まとめ
布団にカビが発生していたらショックですよね。
カビが発生していることに気付いたら放置せず、すぐ対処するようにしましょう!
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